小学校2年生の算数、“つまずきポイント”をしっかり押さえておこう。

算数は積み上げの教科とよく言われるように、前に習ったことをもとに次の学習が進みます。
そのため、わからないところをそのままにしておくと、どんどん理解するのが難しくなってしまいます。
2年生の算数の「つまずきやすいポイント」をしっかり押さえておくようにしましょう。

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小学校2年生の算数つまずきポイントは!?

つまずきポイント①繰り上がり・繰り下がりのあるひっ算

ひっ算は「位取り」の理解から

2年生では足し算・引き算のひっ算を学びます。
ひっ算で大切なのは、位をきちんとそろえて書くこと。
位をそろえる意味、すなわち“10進法の位取り”を理解していないとひっ算はできません。

位取りを理解していない場合、23+15など2ケタ同士の足し算よりも、23+5などの2ケタ+1ケタのほうが、どの数字同士を足せばよいかがわからなくなってしまい難しくなります。
はじめからひっ算の形になっている問題はできても、横書きの計算をひっ算で解く場合に間違えてしまうのはそのためです。

ですので、最初は位をきちんとそろえて書くことができるよう、マス目のあるノートを使って計算するようにしましょう。

結局は1ケタの足し算・引き算が基本

2ケタ・3ケタの足し算や引き算も、結局は1ケタの計算が基本になっています。
もし1ケタの繰り上がり・繰り下がりでつまずいている場合は、もう一度、百玉そろばん等を使ってきちんと理解させた上で、2ケタ・3ケタの計算を練習するようにしましょう。

また、計算問題に関してはひたすら反復練習あるのみですが、単純な計算問題の繰り返しでは子どももイヤになってしまいますので、タイムを計るなどゲーム的要素を持たせる工夫をしましょう。
グラフや表を作成し、毎回タイムを計って記録更新を目指すなどの目標があると子どものモチベーションがあがります。

おうちで知育

繰り上がりのある足し算は、10を作る考え方を使います。 また繰り下がりのある引き算では、1の位からは引けないので10から…

つまずきポイント②かけざん九九

九九のマル暗記の前に“”かけ算の意味”を理解しよう

「2×5」というかけ算は「2が5つ分」、すなわち「1つにつき2つあるものが5つ分」ということ。
これは「2+2+2+2+2」、すなわち「2を5回足したもの」とは少し意味が違います
『1当たり量×いくつ分』で全体量を考えるというのが、かけ算の意味になります。

「九九」は理屈抜きに覚えるものですが、あくまでも「かけ算の意味」を理解した上でなければ意味がありませんので、そこはしっかり押さえておきましょう。

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九九を自由自在に使えるようにしよう

また、九九は自由自在に使えてこそ。
7×6を答えるのに「しちいちがしち、しちにじゅうし・・・」と最初から唱えないと答えられないのでは意味がありません。

「上がり九九」(ににんがし、にさんがろく・・・のように×1、×2・・・と上がる)のみでなく「下がり九九」(にくじゅうはち、にはちじゅうろく・・・のように×9、×8・・・と下がる)や「同じ段の中でのバラバラ九九」・「全段でのバラバラ九九」(ランダム)が言えるようにしていきましょう。

ちなみに、九九は2〜5の段よりも6〜9の段のほうが圧倒的に難しくなります。
お子さんによっても、なかなか覚えられないニガテな段があると思いますので、そこは時間をかけて、じっくり重点的に覚えるようにしましょう。

なお、さまざまな「九九のうた」のCDが発売されていますので、そういったものを活用するのもひとつの手です。
七田からも「かけ算九九」のCDが発売されています。
通常のバージョンの他、クイズ(九九の答えの部分が効果音で隠れていて、子どもが答えを言うバージョン)・カラオケ・2倍速も収録されています。


☆七田式(しちだ)CD教材☆ かけざん九九のうた☆★

つまずきポイント③「時刻」と「時間」

「時刻」と「時間」の違いを意識しよう

2年生では「時刻」に加えて「時間」という概念を学びます。
(ちなみに「時刻」とは時の流れの中のある瞬間を指し、「時間」とは、ある時刻からある時刻までの時の経過の長さを示します。)

「1分=60秒」「1時間=60分」「1日=24時間」という時間の単位や、「午前・午後」の概念、「8時に家を出て8時30分に学校に着いた時、かかった時間は何分か」等の内容について学びます。

子どもの場合、「1時30分」と「1時間30分」の違いが分からないというように、「時刻」と「時間」を混同しているケースがよくあります。

ふだん、大人でも「時刻」と「時間」を混同して使っていることが多いですが、算数の学習の上ではこの2つをしっかり使い分ける必要がありますので、子どもには、「時刻」と「時間」の違いを明確にした言葉がけを意識するようにしましょう。

例えば「30分テレビを見ていいよ」ではなく「30分テレビを見ていいよ」と言う表現をすることで、「時刻」と「時間」の違いがわかりやすくなります。

その上で、「あと5分間待っててね」「家を出る時刻まであと何分間あるかな?」など、時間の感覚を普段の生活の中で意識させるよう心がけましょう。

「○分前」「○分後」という表現も理解する

「○分前」という表現も子どもにとってつまずきやすいポイントのひとつです。
「10時10分前」は、10時より時計の針が10分戻った時刻という意味ですが、「前」という表現には“進む”という意味もあるため、針を戻すのではなく進めてしまう場合も。

これに関しては、普段から「○分前」「○分後」という表現を意識して取り入れることで理解をすすめていきましょう。

なお、「そもそも時計の読み方がまだあやしい・・・」という場合には、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

おうちで知育

小学生クラスのレッスンをしていると、1年生や2年生でも時計が読めない子がいます。 時計が読めなくても、学校ではチャイムの…

つまずきポイント④長さの単位(mm、cm、m)の換算

ものの長さの比べ方、4つの段階

2年生では、2つのものの長さを比べる学習をします。
ものの量(「広さ」「長さ」「かさ」など)の比較の方法には以下の4つの段階があります。

①直接比較:2つのものを、端を合わせて並べたり、重ねたりして直接比較する。
(例:鉛筆の長さや積み木の大きさなど)
②間接比較:動かせないもの等、直接比べられない場合、動かせる物を仲立ちにして間接的に比較する。
(テーブルの幅とドアの幅を比べる時に、テーブルの幅と同じ長さの紙テープを用いてドアの幅と比べるなど)
③任意単位:基準となるものを決めて、それのいくつ分という数値で比較する。
(机の横の長さと縦の長さを、鉛筆の長さ何本分かに置き換えて比較するなど)
④普遍単位:世界共通の単位を用いて比較する。
(センチメートルやメートル等の単位を用いて比較する)

長さの感覚は実際に計って身につけよう

これらを踏まえた上で、2年生ではcm(センチメートル)やmm(ミリメートル)などの長さの単位を学習します。

「1mmを10集めると1cm」「1cmを100集めると1m」という単位の関係を、実際にものさしの目盛りを見ながらしっかり理解しておきましょう。
これらの考え方は、のちに少数や分数を学ぶ時にも役立ちます。

また長さを学ぶときは、できるだけ実際の長さを見ることが大切。
日頃から、ものさしで家の中のいろいろなものを実際に計ってみるなど、日常的に長さの感覚を身につけておくといいですね。

最後に

算数に関しては、どの単元も、今学習する内容がこの先の学年につながっています。
小学校低学年の段階でつまずいたせいで「算数嫌い」になり、それが中学・高校の「数学嫌い」へとつながってしまう・・・ということのないよう、つまずきやすいポイントをしっかり押さえておくようにしましょう。

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