読解力のない小学生に読書習慣を!本嫌いな子が読書習慣をつけるのにオススメの教材『おはなしドリル』シリーズ

「ウチの子は読解力がない・・・」とお悩みの、小学校低学年ママは多いと思います。

「読解力をアップするには読書がイチバン」とよく言われますが、お子さんが本嫌いな場合はどうしたら良いのでしょうか?

こちらの記事では、本嫌いなお子さんが読書習慣をつけることで読解力アップにつなげるのにオススメの『おはなしドリル』シリーズをご紹介します。


せかいのめいさく 小学1年 (おはなしドリル)

『おはなしドリル』が、本嫌いな小学生が読書習慣をつけるのにおすすめの理由

「うちの子は本が嫌いで・・・」

「ゲームばっかりやっていて、全然本を読まない」

という方にオススメなのが、うちの教室でも取り入れている学研の『おはなしドリル』シリーズ。

各シリーズともオールカラーで、見開き2ページの上段に1つのお話と、下段に3〜4問程度の問題で構成されています。

ステップ①読書をする(読書習慣をつける)

ステップ②問題をとく(正しく内容を読み取れているか確かめる)

この2ステップの繰り返しで読解力がアップできるようになっています。

※「文章を読むことに慣れる」「本の面白さを知る」ことを目的にするのであれば、あえて問題覧は使わないというのもアリかと思います。

シリーズのいずれも小学校低学年が対象で、「小学1年」「小学2年」など対象学年が設定されているものと、「低学年」と幅広く設定されているものがあります。

りんこ
ちなみに私が教室で使用しているのは、以下の3種。

「せかいのめいさく」対象:小学1年

「ことわざのおはなし」対象:小学1年

「わらいばなし」対象:低学年

 

りんこ
『おはなしドリル』シリーズが、本嫌いな小学生が読書習慣をつけるのにおすすめな理由は以下の2つです。

本がニガテな子も無理なく読める短さで、読むことに「慣れる」

本が苦手な子は、活字を追うだけでも苦痛なもの。
子どもがムリなく読めるボリュームで、まずは文章を読むことに「慣れる」のが大事です。

『おはなしドリル』シリーズは見開き2ページに1話で、本嫌いな子でも負担なく読める短さと、オールカラーでどのお話にもイラストがついていて、国語のドリルというよりは絵本感覚で読むことができるのが特徴。

このドリルをとおしてお話を読むことの面白さを味わったり、ひとつのお話を読み終えた達成感を積み重ねながら「本を読む」ことへの興味・関心を高めていくことができます。

なお、かなり限られた文字数にまとめられているゆえ、「せかいのめいさく」などは実際の物語をかなり端折って要約されており、このドリル自体で物語を味わうというところまではいかないと思います。

あくまでも目的は”読むことに慣れる”と捉え、その上で、ドリルで知ったお話の本を読んでみたい!と思うきっかけになれば素晴らしいと思います。

人文系から地理・生物・化学系まで。ジャンルが幅広いので、子どもの興味あるテーマが見つかりやすい

本嫌いな子どもを本好きにするには、子どもの興味・関心のあるジャンルをきっかけにするのがポイント。
その点こちらの『おはなしドリル』シリーズはさまざまなジャンルがあり、子どもの興味あるものが見つかりやすいのも特徴です。

私が教室で使用しているのは以下の3種ですが・・・


せかいのめいさく 小学1年 (おはなしドリル)



ことわざのおはなし 小学1年 (おはなしドリル)


わらいばなし 低学年 (おはなしドリル)

他にも、幅広いジャンルのドリルがあります。
以下、ずらっと並べてみます。

<生物系>


恐竜のおはなし 低学年 (おはなしドリル)


危険生物のおはなし 低学年 (おはなしドリル)


人のからだのおはなし 低学年 (おはなしドリル)


どうぶつのおはなし 小学1年 (おはなしドリル)

<科学系>


かがくのおはなし 小学1年 (おはなしドリル)


かがくのおはなし 小学1年 (おはなしドリル)

<地理系>


都道府県のおはなし 低学年 (おはなしドリル)


せかいのくにのおはなし 小学1年 (おはなしドリル)

<人文系>


きもちのおはなし 小学1年 (おはなしドリル)


こわいはなし 低学年 (おはなしドリル)


伝記 低学年 (おはなしドリル)

りんこ
これだけジャンルの幅と種類があれば、どれか1つはお子さんの興味のあるものが見つかるはず!

もちろん限られた文字数の中ですので、こちらのドリルで知識を身につけるというよりは、あくまでも子どもの興味をきっかけにして「本を読む」習慣につなげることを目的に考えることをおすすめします。

読書習慣と読解力との関連性はデータで証明されていた!

冒頭で述べたとおり、「読解力をアップするには本を読むのがイチバン」とは良く言われることですが、実際のところどうなのでしょうか?

教育社会学者の舞田敏彦氏によると、2009年のPISA(国際的な学習到達度調査)の結果から読書頻度と学力平均点の関連を調べた結果、フィクションを読む生徒ほど読解力の平均点が高い傾向にあり、「ほとんど読まない群」(501点)と「週に数回読む群」(576点)では、平均点が70点以上も違うという結果が出たそうです。

※引用元:日経DUAL 舞田敏彦  データで読み解くDUALな疑問「子どもの読書習慣 新聞を読むと学力に好影響」

りんこ
つまり“小説を読む生徒ほど読解力が高い”ということはデータで証明されているんです。

この調査は15歳の生徒が対象ですが、「うちの子は小学生だからまだ大丈夫!」という訳ではありません。

小学生の頃に本が嫌いでまったく読書をしなかったお子さんが、中学生になっていきなり本を習慣的に読み始めるのは難しいからです。

やはり小学校低学年の今のうちから読書の習慣をつけておくことが、後の学力に大きく影響を与えるということは意識しておくべきですね。

最後に

本嫌いなお子さんが、まずは「文章を読む」ことに慣れ、「お話を読むことの面白さ」を知るきっかけとしてピッタリな『おはなしドリル』シリーズ。

ドリルと並行して、小学校低学年くらいまでは本の読み聞かせを続け、お話の世界を楽しむことを体験させてあげることも、お子さんを本好きにする大事なポイントです。

「小さい頃にあまり読み聞かせをしてあげてこなかった・・・」とおっしゃるお母さまも、今からでも遅くはありません。
お子さんが読書の喜びの経験をひとつずつ積み上げていけるよう、ぜひサポートしてあげてくださいね。

なおこちらの記事では、『おはなしドリル』シリーズの他にも小学校低学年の「国語力」を伸ばすオススメのドリル・問題集をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

*関連記事:小学校低学年の「国語力」を伸ばすオススメのドリル・問題集まとめ

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