小さいうちからタブレットを与えるのは不安!?むしろ「小学校低学年だからこそ」のタブレット学習のメリットとは。


タブレット学習に興味はあるけれど、「小さい子にタブレットを持たせるのはちょっと・・・」「字を書く機会が減ってしまいそうで心配」など、小学校低学年のお子さんにタブレット学習をさせるのをためらっている親御さんは多いのではないでしょうか。

しかしながら、逆に「小学校低学年のお子さんだからこそ」の、タブレット学習によるメリットもあります。

今回は、小学校低学年のお子さんがタブレット学習をするメリットについてお伝えします。

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小学校低学年のお子さんがタブレット学習をするメリットとは?

小学校低学年に必須の「家庭学習の習慣づけ」をうながす要素がいっぱい

いわゆる”勉強ができる子”には、自らすすんで勉強をする「家庭学習の習慣化」ができているという共通点があり、小学校1~2年生の低学年のうちに家庭学習を習慣化できるかどうかが後々までかかわってきます。

しかしながら、小学校入学前までお勉強の習慣がなかったお子さんが、小学生になったからといって急に毎日一定時間、机に向かって勉強するのは大変なもの。

そこで、お子さんが自分からすすんで勉強に取り組みたくなる魅力がたくさんつまった「タブレット教材」が、家庭学習を習慣づけるのに有効になってきます。

タブレット自体の目新しさもありますし、単調な反復練習になりがちな計算や漢字の練習も、ドリルなどと違いゲーム感覚で量をこなせるので、徐々に力がついてきます。

また多くの教材は、がんばった後のお楽しみでゲームアプリが使える等、子どもが進んで勉強するモチベーションを上げるよう工夫されています。

「でもそれじゃあ、タブレット以外の勉強をしなくなるのでは・・・」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に勉強とは、できなかったことが出来る・わかるようになるという楽しさがあるもの。

そういった勉強の根源的な面白さに子どもが気づくようになるまでは、ゲーム的要素を取り入れて、“勉強って「楽しい」「面白い」”と思わせることも必要です。

親御さんが「勉強しなさい!」とガミガミ言わなくても、毎日決まった時間に机に向かう習慣がつけばしめたものです。

親御さんがつきっきりでなくても、文字の正しい形や書き順を習得できる

タブレット学習を検討するに当たり、「書く」機会が減ってしまうのでは?という不安を持たれる方は多いのではないでしょうか?

小学校に入学し、これからひらがなや漢字をどんどん覚えていくお子さんにとって、正しい書き順の習得はとっても大切。
というのも、一度間違った書き順がクセづいてしまうと、後から修正するのは大変だからです。

かといって、お子さんがドリルなどで文字書きの練習をしている間、親御さんがずっと側について書き順をチェックするのもそれはそれで大変。

その点、多くのタブレット教材は、お子さん一人でも書き順も含めて正しい文字を習得できるようになっています。

動きのあるお手本で正しい書き順を教えてくれたり、なぞり書きで何度も繰り返し練習した上で、お手本からはみ出していたり、とめ・はね・はらいなどの細かい間違いや雑な文字を指摘してくれたりもするので、間違えたまま覚えてしまうことなく、一人でも正しい文字を習得することができます。

漢字検定(漢検)に対応し、高い合格率を誇っているタブレット教材があるのも、通常の漢字ドリルに勝る漢字の学習効果があることの証明でもありますね。

画像・動画・音声など、五感を使って体感的に理解できる

幼児さんから小学校低学年にかけての時期は、徐々に抽象的な概念を理解していく時。

たとえば数の概念なら、おはじきなど(具体物)を使い、実際に手を動かして数を操作する段階から、数字という抽象的な概念で数を理解する段階へ。
また図形問題であれば、実際の積み木やパズルを手で動かしてみて考える段階から、頭の中で図形をイメージして考える段階へ移行する時期となります。

しかしながら、小学校低学年の段階ではまだまだ頭の中だけで抽象的な概念を理解するのが難しい場合もあります。
その場合には前の段階に戻り、具体物を使って再び理解を促すことが必要です。

親御さんがずっとそばに付いて学習をフォローできる場合はそれが可能ですが、家事やお仕事、ごきょうだいの都合などでずっと寄り添ってあげることが難しい場合、タブレットが親御さんのかわりにお子さんの具体物→抽象化へのプロセスを補ってくれます。

画像や動画を見たり、音声を聞いたり、図形などを画面上で動かしてみるなど、五感を使って体感的に理解できるタブレット教材は、実際のもの(具体物)と頭の中のイメージ(抽象概念)のはざまを補完してくれる存在として、小学校低学年のお子さんの強い味方となります。

最後に

小学校低学年のお子さんをお持ちの親御さんにとって、「まだ小さいうちからタブレットを与えるのは不安・・・」と思われることもあると思いますが、逆に、まだ小さい”小学校低学年だからこそ”の、タブレット学習のメリットもあります。

タブレット学習によって心配される悪影響についてもしっかり対策がなされている場合が多いので、(関連記事:小学生のタブレット学習で気になる悪影響。『スマイルゼミ』と『チャレンジタッチ』はどう対応してる?気になる教材がある場合は、そのあたりの対策がどうなっているかも含めて、いちど詳しく調べてみるのがオススメです。

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