自閉スペクトラム症や注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)などの発達障害があるお子さんは、学習場面においてさまざまな困難が生じることがあります。
それぞれのお子さんによって個性があり、得意なこと・不得意なことは違ってきますが・・・
発達障害のあるお子さん勉強の成果が出しやすい教材にはいくつかのポイントがあります。
今回は、発達障害のあるお子さんの自宅学習教材えらびで押さえておきたい5つのポイントをお伝えします。
発達障害がある小学生の自宅学習教材えらび 5つのポイント
①お子さんの学力レベルに合わせて学習できるか
発達障害のあるお子さんは、学校の授業についていけてなかったり、教科ごとに好き嫌いや得意・不得意の凸凹が激しいことも。
そのため、毎月1回届くタイプの通信教育の教材のように、実際の学年の授業進度に合わせて決まった内容が届くスタイルでは、お子さんのレベルに合わない、ということが起こってしまいます。
発達障害のあるお子さんには、実際の学年に関係なく学習する範囲や学習量・学習ペースを決められる、自由度の高い教材が向いています。
ニガテな教科や授業でつまずいてしまっている教科は、つまずきの原因に戻って学習し、逆に得意な科目はどんどん先取りで学習することで、お子さんの才能を伸ばしたり、自己肯定感を高めることにもつながります。
➁楽しく学習できる工夫があるか
「勉強がわからなくてつまらない」「勉強が嫌い」というお子さんを机に向かわせるには、勉強が「楽しい」と思える要素や、勉強に取り掛かりやすく集中しやすい環境を作れるかどうかが大切。
その点パソコンやタブレットでの学習は、従来の紙とエンピツでの勉強と比較するとゲーム感覚で取り組めるので、勉強ギライなお子さんが勉強に取り組むきっかけを作りやすくなります。
加えて、パソコンやタブレット一台で学習が完結したり、その日に取り組む内容が自動的に表示されるためスムーズに学習に取りかかれるという利点も。
がんばったら「ごほうび」がもらえる等、楽しく学習を続けるための工夫があるかどうかもポイントになります。
③短時間・スモールステップで学習できるか
多動性・衝動性があるお子さんは、落ち着きがない・気が散りやすい・ずっと座っていられない等、長時間にわたり集中して学習するのが難しい場合があります。
そのため、学習時間が短く設定されていたり、ひとつの単元の学習内容がスモールステップで刻まれている等、短時間の学習を積み重ねられる教材が望ましいです。
オンライン・タブレット学習であれば、一方的に講義を聞くタイプの受け身な学習スタイルではなく双方向のやりとりがある等、集中を途切れさせない工夫があるかどうかもポイントです。
④お子さんの認知特性の弱さを補うことができるか
発達障害のあるお子さんは、ワーキングメモリ(作業記憶)の弱さから学習に支障が出てしまうことがあります。
ワーキングメモリとは、何かの作業や動作をするときに必要な情報を一時的に記憶・処理する能力のことで、言語性ワーキングメモリ(言葉や数などの音声情報を記憶する力)と視空間性ワーキングメモリ(形や位置などの視覚情報を記憶する力)があります。
発達障害のあるお子さんの学習では、音声(聴覚情報)、文字・イラスト(視覚情報)などのさまざまな情報を使って視覚と聴覚の両方から情報を与えることで、弱いほうのワーキングメモリをカバーすることが可能に。
文字を読むのが苦手なお子さんには、アニメーションやイラスト(視覚情報)、先生の呼びかけや問題の読み上げなどの音声(聴覚情報)が効果的。
また文字を書くことに困難があるお子さんの場合、文字を書かなくてもキーボードや画面のタッチで学習ができるパソコン・タブレット教材なら学習がスムーズに進みます。
⑤発達障害の専門知識やサポートがあるか
発達障害のあるお子さんの学習教材には「発達障害についての専門知識やサポート体制があるかどうか」も重要なポイント。
自宅学習の場合は学校や塾と違い、目標設定やスケジューリングなどの学習設計は自分たちでしなければなりません。
学習が遅れている場合にはどのレベルから始めるかを考えたり、お子さんの特性を理解した上で適切な学習計画を立てること、ゆくゆくはお子さんが一人で自立学習ができるようにフォローしていくこと等、親御さんだけではなかなか大変な部分も。
その場合、発達障害の専門機関が監修していたり、サポート体制がしっかりしている学習教材を選ぶのもポイント。
あらかじめ、学習障害のあるお子さんがつまずきやすいポイントをしっかりと手厚く指導するようきめ細やかに設計成されていたり、お子さんの学習について、発達障害に理解のある人に相談できる体制が整っていると、スムーズに自宅学習を進めやすくなります。
発達障害のあるお子さんにいちばんのおススメは『すらら』
上で述べた「発達障害があるお子さんの自宅学習教材選び 5つのポイント」を踏まえ、いちばんにおススメしたいのは無学年式のオンライン学習教材『すらら』。
『すらら』は特別支援学級・特別支援学校をふくめた全国2500校の学習塾・学校で導入され、40万人以上の生徒が利用。
第9回日本eラーニングアワードにおいて、教育部門の最高峰である「日本eラーニング大賞 文部科学大臣賞」を受賞したのをはじめ、その実績を認められ数々の賞を受賞しています。
もともと勉強嫌いのお子さん向けに開発された『すらら』ですが、2017年にリリースされた『すらら』小学校低学年版は、学習障害の専門機関である「子どもの発達科学研究所」(http://kodomolove.org/)との共同開発で、より学習に困難を抱えたお子さんが取り組みやすく、学習の成果を出しやすい教材となっています。
『すらら』の基本情報は以下のとおり。
すらら | |
公式サイト | 無学年式オンライン学習教材『すらら』 |
運営会社 | すららネット |
学習デバイス | オンライン学習(専用タブレットなし) |
学習スタイル | 無学年式 |
入会金(税込) | ・小中3教科コース: 7,700円 ・小中5教科コース:11,000円 ・小学4教科コース:11,000円 |
料金(税込) | ・小中3教科コース: 8,800円/月 ・小中5教科コース:10,978円/月 ・小学4教科コース: 8,800円/月 |
『すらら』が、発達障害のあるお子さんの自宅学習にいちばんおススメな理由
上で述べた「発達障害があるお子さんの自宅学習教材選び 5つのポイント」を踏まえて、『すらら』が、発達障害のあるお子さんの自宅学習にいちばんおすすめな理由をお伝えしていきます。
①「無学年式」だから、今のお子さんの学力に合わせて学べる
「無学年式」とは、お子さんの年齢・学年に関係なく、その子の学力や学習ペースに合わせて進める学習スタイルのこと。
毎月1回、決まった時期に、決まった学習内容が届く通信教材は、学校の授業進度に合わせた学習のペースが作りやすい反面、そもそも授業についていけてなかったり、教科によって得意・不得意の差が激しいお子さんにとっては合わないものとなってしまいます。
一方『すらら』は学年にとらわれない“無学年制”で、小学校1生から中学校3年生までの範囲・全5教科が学び放題(小中5教科コース)。
ニガテな教科や授業でつまずいてしまっている教科は、つまずきの原因にどこまでもさかのぼって学習することが可能です。
なお『すらら』独自の「つまずき診断システム」は、AIが自動的に苦手なポイントを分析して原因までさかのぼり、重点的に復習させる革新的なシステムで、2013年に特許を取得しています。
➁親しみやすいアニメキャラが先生、対話形式で楽しく学習できる
『すらら』では単元ごとにさまざまなアニメのキャラクターが先生役として登場。
初めてその単元を学ぶ場合でも、ゼロから学習内容を理解できるよう分かりやすく説明してくれます。
また『すらら』では、従来のデジタル教材によくある一方的な講義形式ではなく、先生からの問いかけに生徒役のキャラクターが答える「対話形式」で進められていきます。
※たとえば小学一年生の国語「数え方をあらわす言葉」の単元では、画面左上の海賊のキャラクターが先生に。その下の男の子が生徒役となります。
先生からの「わかったかどうかを確かめる質問」や「れんしゅう問題」に答えながら進める参加型の授業なので、集中力が長く続かないお子さんでも飽きずにしっかりと理解をしながら学習することが可能に。
③スモールステップの対話型レクチャー動画で集中が途切れない
「すらら」のレクチャー動画は約15分とやや長めですが、1つの動画の中が細かくスモールステップに分かれています。
例えば、小学校1年生の算数「ながさくらべ」では、以下のように1つのユニット(15分)が11のステップに分かれています。(この11のステップ全部で約15分間)
すらら ながさくらべ
①レクチャー動画(長さのくらべ方1)
②れんしゅう問題
③れんしゅう問題
④れんしゅう問題
⑤レクチャー動画(長さのくらべ方2)
⑥れんしゅう問題
⑦れんしゅう問題
⑧れんしゅう問題
⑨レクチャー動画(長さのくらべ方3)
⑩れんしゅう問題
⑪れんしゅう問題
つまり、平均すると1つのステップは約1~2分。
これなら集中が長く続かないお子さんも、ごくごく短い集中を積み重ねることで、結果的に長い時間、学習を続けることができるしくみになっています。
④「見る・聞く・書く・読む・話す」の多感覚学習でワーキングメモリの弱さを補ってくれる
『すらら』では、文字(視覚情報)だけでなくアニメーションやイラスト(視覚情報)、先生の呼びかけや問題の読み上げなどの音声(聴覚情報)など、「見る・聞く・書く・読む・話す」といった色々な感覚を使って学習します。
記憶を保持する力には「言語」を手掛かりにする力と「視覚」を手掛かりにする力があり、両方の力を使うことでワーキングメモリを補いやすくなるのです。
文字を読むのが苦手なお子さんがアニメーションやイラスト(視覚情報)、先生の呼びかけや問題の読み上げなどの音声(聴覚情報)で理解をしやすくなる等、お子さんの認知特性の弱さをカバーすることが可能に。
⑤発達障害の専門機関との共同開発。「すららコーチ」のサポートも
上でも述べたとおり、『すらら』小学校低学年版は、学習障害の専門機関である「子どもの発達科学研究所」(http://kodomolove.org/)との共同開発。
発達障害に関する豊富な知見をもとに、学習障害のあるお子さんが”つまずきやすいポイント”を手厚く指導するカリキュラムや、見やすい画面・理解しやすい説明が実現されています。
加えて『すらら』には、現役の塾の先生などが専任でついてくれる「すららコーチ」というシステムがあります。
発達障害があるお子さんの場合には、発達障害の特性を理解し、子どもの指導にも精通している先生が担当。
『すらら』入会時には、すららコーチが親御さんへのヒアリングをもとに、学習・生活の両面からお子さんの特性を踏まえて学習計画を設計してくれます。
すでにお子さんの学習に遅れが出ていて「どこから学習を始めればよいのかわからない・・・」という場合も安心。
学習開始後もお子さんの学習状況を遠隔でチェックして親御さんに報告やアドバイスをくれたり、お子さんに励ましのメッセージをくれるなど心強い存在です。
まとめ
「発達障害がある小学生の自宅学習教材えらび 5つのポイント」は以下のとおり。
発達障害がある小学生の自宅学習教材えらび 5つのポイント
①お子さんの学力レベルに合わせて学習できる
➁楽しく学習できる工夫がある
③短時間・スモールステップで学習できる
④お子さんの認知特性の弱さを補うことができる
⑤発達障害の専門知識やサポートがある
『すらら』が発達障害のあるお子さんの自宅学習におススメな理由
①「無学年式」だから、今のお子さんの学力に合わせて学べる
➁親しみやすいアニメキャラが先生、対話形式で楽しく学習できる
③スモールステップの対話型レクチャー動画で集中が途切れない
④「見る・聞く・書く・読む・話す」の多感覚学習でワーキングメモリの弱さを補ってくれる
⑤発達障害の専門機関との共同開発。「すららコーチ」のサポートも
『すらら』の唯一のデメリットは、他の教材と比較して料金が高いこと。
これも「無学年制」で学年に関係なく複数教科を自由に学べることを考えれば決してコスパは悪くないと考えられますが、やはり毎月のこととなると悩んでしまいますよね・・・
また、どんな教材でもそうですが、お子さんとの相性が合う・合わないは、実際に体験してみないとわからないもの。
気になる方は、ご自宅のパソコンやタブレットを使って『すらら』を無料で試してみてはいかがでしょうか。
『すらら』の無料体験に必要なのはメールアドレスのみで、名前や住所などの個人情報は必要なし。3ステップですぐに実際の教材が何度でも体験できます。
こちらの記事では『すらら』の無料体験学習を申し込む方法についてご紹介していますので、よろしければ参考にしてみてくださいね。
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