七田の『作文トレーニング』は、“とにかく書いてみる”ことで文章力を身につけるのに良い。

作文が上手に書けるようになるためには、

・豊富な語彙や表現力

・正しい文法の知識

・作文の“型”を身につける

・テーマから発想を膨らませる力

などのスキルが必要になりますが、小学校低学年のお子さんにとってまず大事なのは「文章を書くことに慣れる」こと。
すなわち、日常的に文章を書く機会を増やすことが大事になります。

そのためには「日記」を書くという方法もありますが、毎日そうそう書くネタがない・・・という声も聞こえてきそうです。

そこで今回は、作文が苦手な小学校低学年のお子さんが、楽しく文章を書くことに慣れるのにピッタリの教材、七田の『作文トレーニング』をご紹介します。

七田『作文トレーニング』の特徴


☆七田式(しちだ)教材☆ 作文トレーニング ☆5パターンの取り組みで表現力を高める!☆ ★

七田『作文トレーニング』は、A4サイズのプリントの上半分がイラスト、下半分が原稿用紙(6×10マス)になっていて、上のイラストを題材にした作文を下のマスに書く、というスタイルの教材。

題材となるイラストのパターンは5つあり、それぞれのパターンがかわるがわる出題されます。(1つのパターンにつき8問、計40ページ)。

すなわち、子どもが文章を書く題材として、楽しくイメージを膨らませられるテーマを、飽きのこないようにかわるがわる提示してくれるのがこの教材。

決して、作文の書き方のテクニックを教えてくれるものではありません。

テーマにしたがって書く、の繰り返しで文章を書くのに慣れ、自然に文章力がつく、というのが特徴です。

作文の題材となる5つのパターンは以下のとおりです。

ストーリー作文

 

したの えを みて、はなしを かんがえて かきましょう。

1コマ~4コマのストーリー性のある絵を見て、話の流れを理解し、文にまとめます。

絵の状況から5W(「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「どうした」)や、登場人物の感情・セリフなどをイメージして書くのが、この「ストーリー作文」です。

ピックアップ作文

いちまいの えが あります。この えの おんなのこに ちゅうもくして、ぶんを かきましょう。

いちまいの えが あります。この えの あかちゃんに ちゅうもくして、ぶんを かきましょう。

2種類の登場人物(生き物)がいる絵を見て、それぞれの視点に立った作文を書きます。

例えば、上の写真の女の子とちょうちょの絵では、最初は女の子に注目し、女の子の気持ちになって文を書きますが、その次の問題では「ちょうに ちゅうもくして ぶんを かきましょう」となっていて、ちょうはどんな気持ちで飛んでいるのか?と、ちょうの立場になって考えます。

同じ場面でも、視点を変えることでまったく違った文章ができることを体験させるのが狙いです。

前後作文

 

ひだりの えの あと、どうなったでしょう。そうぞうして かきましょう。

みぎの えの まえに、なにが あったでしょう。そうぞうして かきましょう。

ある場面の絵を見て、「その後にどうなるのか?」または「その前に何があったのか?(どうして今こうなっているのか?)」を想像して作文を書きます。

出来事や、登場人物の感情の変化などについての因果関係を論理的に考える必要があります。

なりきり作文

 

あなたの すきな どうぶつに なりきって、ぶんを かきましょう。どうぶつの なまえは ださずに かきましょう。

あなたの かぞくの なかの ひとりに なりきって、ぶんを かきましょう。かぞくの なまえは ださずに かきましょう。

あるものになりきって、そのものの名前は出さずに読み手に説明する文を書かせます。(例:ぞう→はながながくて、みみがおおきいどうぶつだよ。パオーンとなくよ。)

読み手に分かるように書くには、そのものを明確に思い浮かべて特徴をしっかり捉え、それがちゃんと伝わるように文にまとめることが必要になります。

単語イメージ作文

したの 4つの ことばを つかって、ぶんを かきましょう。

4つの決められた単語を使用して、文を書かせます。
落語の「三題噺(さんだいばなし)」のような課題ですね。

共通点のない言葉を使ってひとつのお話を作るには、自由に発想を膨らませるイメージの力や思考の柔軟性が必要になります。

余談ですが、遥か昔、新入社員の時の研修で、同じような課題(3つの単語を使ってストーリーを作る)が出され、想像力(創造力)の乏しい私はずいぶん苦戦したことを今、思い出しました。

『作文トレーニング』の取り組み方

『作文トレーニング』に取り組む際には、絵を見てそのまま書くのではなく、書き出す前にしっかりと「取材」をしましょう、と書かれています。

「取材」とは?

お子さまに対して、五感を使った質問(見たこと・聞いたこと・言ったこと・感じたこと・思ったことなど)をして、子どもの想像力を十分に引き出すことです。
取材をすることで、お子さまの中にある漠然とした思いつきや考えを、しっかりと形に表すことができます。

はじめは、テーマに対してどんなことを書けばよいのかわからない状態だと思いますので、それを“取材”(=質問)で引き出してあげることが、この『作文トレーニング』では重要になります。

そのため、絵を見ていきなりプリントに文を書き始めるのではなく、別途「取材ノート」を用意し、そこに質問の答えをまとめておいてから作文を書き始めることが推奨されています。

プリントについている、作文を書くマスが60マスと少ないのも、最初はお子さんにプレッシャーを与えないという意味では良いと思いますが、取材の結果どんどん長文が書けるようになってくるので、原稿用紙は別に用意してあげることをおすすめします。

最後に

冒頭でも述べたとおり、小学校低学年のお子さんが作文力をつけるのにまず大事なのは「文章を書くことに慣れる」こと。

作文が苦手なお子さんも、楽しく取り組める題材(テーマ)を用意して、「とにかく書いてみる」機会を作ってあげることをオススメします。


☆七田式(しちだ)教材☆ 作文トレーニング ☆5パターンの取り組みで表現力を高める!☆ ★

関連記事

「作文が苦手」という小学生のお子さんは多いと思います。 作文が苦手な理由の多くは「書くことがない」「何を書いたらいいかわからない」というものではないでしょうか? 「作文に何を書いたらいいかわからない」というお子さんにご紹介したいのが[…]

スポンサーリンク