『まなびwith』は、小学校の勉強だけでは習得しにくい「思考力」を育てたい人にオススメ。

従来の「ドラゼミ」にかわり、2019年4月からスタートした小学館の通信教育『まなびwith』は、2020年に学習指導要領が変わることを受けて、新たに開発された教材。

新学習指導要領に対応する新しい学力、すなわち「かんがえる力」「ひらめく力」「つたえる力」の3つを身につけるための仕組みが教科ごとに設計されています。

教科書に準拠した他の通信教育の教材と違い、基本的な学習内容に加えて、国語では「作文」や「読解」、算数では「文章題の図化」「図形」など、小学校の授業だけでは習得しにくい表現力や論理的思考力を育てるオリジナルカリキュラムが特徴です。

『まなびwith』基本データ

講座名 まなびWith
会社名 小学館集英社プロダクション
対象学年 1~6年生
教科 1・2年生;国語、算数、英語、思考

3年生~;国語、算数、英語、思考、理科、社会

形式 テキスト
毎月届く教材 ワークブック(国語、算数、思考の達人ツールをまとめた1冊)、添削テスト、英語テキスト「Great Fun Book」、会報誌「月刊わくわく研究所」
学習内容 オリジナルカリキュラム
添削の有無 添削あり
オプションコース等 算数の反復学習を強化する人工知能型アプリ教材「withQubena」のオプションあり
学習量・学習時間時間の目安 10分×学年
月額料金 1年生:3,317円、2年生:3,366円 ※12か月分一括払いの場合
公式サイト 宿題を溜めがちなお子様にぴったり!ナゾトキ学習で楽しく学ぶ【まなびwith】

※上記は2019年度時点の情報です。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください。

「まなびWith」教材の特徴

各教科で「かんがえる力」「ひらめく力」「つたえる力」の3つの力が身につく

上記のどおり『まなびwith』では、各教科の基本的な学習内容に加え、国語では「作文」「読解」、算数では「文章題の図化」「図形」に力を入れたカリキュラムになっています。

国語は「作文添削」と「読解問題」の徹底強化がポイント。

2020年の教育改革では大学入試も大きく変わります。従来のセンター試験に代わる「大学入学共通テスト」が導入され、国語と数学で「記述式問題」が導入される等、今後ますます“国語力”(読解力、表現力)が求められるように。

 

『まなびwith』では、主要な教科書に掲載されている作品数の約3倍の51作品を取り上げ、さまざまなバリエーションの名作に触れて語彙や文型をたくさん身につけることで”読解力”をやしないます。(テキストで取り上げた作品の一部は、会員サイトのデジタルライブラリーで読むことができます!)

 

また”表現力”の面では、毎月のテキストで、登場人物の気持ちになって文章を考える問題など、さまざまな視点から表現する練習を重ねるとともに、年2回の「作文添削」があります。

低学年では、作文指導で「着眼点」「表記」「意欲」の3項目できめ細かく評価し、子どもの「書きたい気持ち」を引き出すことで、自分の考えを書く力をつけていきます。

 

特徴的な「読解」「作文」の他にも、下の例の「なぞなぞ」のような柔軟な思考が求められる問題で『ひらめく力』をやしなう等、教科書準拠の教材にはない面白い問題があるのも、『まなびwith』ならではの特徴です。

(問題例)

なぞなぞを 考えて みよう。こたえは かん字一字だよ。
あつすぎると どこかへ 行き、さむすぎると かたくなるものは?

 

算数では「文章題」と「図形」を強化

算数では、このような計算問題などの基礎はもちろんですが・・・

入会時に「平面図形パズル」や「立体図形ブロック」などの教材が届き、ワークブックの問題と連動して、実際に手を動かして試行錯誤ながら図形問題を解くことで、図形認識力や思考の柔軟性、すなわち頭の中でぱっと図形をイメージできる『ひらめく力』をやしないます。

 

この”パズルや積み木などを使って実際に手を動かす”ということが、特に小学校低学年のお子さんにはとっても重要。
小学生になると、実際に具体物を使うよりも紙の上で考えることが多くなりますが、幼児期にパズルや積み木などでたくさん遊んだり考えたりした経験のないお子さんは、急に頭の中だけで図形をイメージしようとしても難しくなってしまいます。

低学年のうちにたくさんの立体図形や平面図形に触れることで、頭の中で図形を移動させたり、反転させたり、回転させたり・・・自由にイメージすることができるようになり、図形が得意分野に!

 

また、計算問題は得意でも文章題がニガテ、というお子さんは多いですよね。問題を読んで「これは足し算?引き算?どっち?」と聞いてしまうような。
『まなびwith』では文章題を図に表すことで場面を理解し、式に表す方法を段階的に身につけて、迷わず立式できる力を伸ばしていきます。

 

また、単純な計算問題や文章題でなく、文章を正しく読み取り、条件を整理して答えを導き出していくような、『かんがえる力』が求められる問題が出題されます。

 

(問題例)

みんなで 海で 貝がらあつめの きょうそうを したよ。
4人の 言葉を もとに、それぞれ 何こずつ あつめる ことが できたかを 答えよう。

あつみ「わ~、もう おわり? 1こも あつめられなかったよ・・・。」

まなだま「ぼくは あつみちゃんより 6こ多く あつめたけど、かずね先生より 3こ少なかったよ。」

りょう「じゃあ、ぼくが いちばん多く あつめたことになるね!」

かずね先生「わたしと りょうさんは 1こちがいだったね。」

通常の文章題のように、問題文に出てくる数字を適当に数式に当てはめただけで解けてしまうような低学年の算数の問題とは違って、文章を読み込み、複数の情報を整理して論理的に答えを導き出す必要のある、面白い問題だと思います。

思考力をやしなうためのオリジナル教材「思考の達人ツール」

“考える力を伸ばす”と言っても、「さあ自由に考えなさい」と言うだけでは、子どもはどうしたらよいかわかりません。
そこで開発されたのが、通信教育初導入のオリジナル教材、「思考の達人ツール」

「思考の達人ツール」とは、自分の考えを深めるために使う図のこと。
具体的には、比較の基本を学ぶ「ベン図」や、物事を複数の視点から見る「くま手図」など、6年間で10個のツールを使い、「比較」や「分類」などの“考え方のワザ”を身に着けていきます。

図に言葉を書き込み、自分の考えを「見える化」することで「考えを整理し、深める」という流れを通して、どのような手順で考えればよいのか?を学び、実際に、答えが一つではないテーマについて考えることに慣れていきます。

また最終的に、考えた結果わかったことや気づいたことを文章で表現するところまでを行うことで、徐々に、自分の考えを文章で表現する力をやしないます。

 

なお「思考の達人ツール」は、毎月届く会報誌「月刊 わくわく研究所」とも連動していて、コナン君と少年探偵団の仲間たちがワークブックに登場したツールについてナビゲートしてくれるので、「思考の達人ツール」に取り組むキッカケづくりもばっちりです。

『まなびwith』をおすすめしたいのはこんな人

『まなびwith』の特徴をふまえて、私が『まなびwith』をおすすめしたい人・逆におすすめしない人はこんな人です。

『まなびwith』をおすすめしたい人

・自分の頭で「考える力」を伸ばしたい

・自分の考えを言葉や文章で「表現する力」をつけさせたい

・教科書の内容以上の力をつけさせたい

『まなびwith』をおすすめしない人

・学校の予習・復習が目的

・丸つけなどの親の負担を減らしたい

最後に

教科書に沿った勉強だけでは、低学年のうちから「かんがえる力」(=論理的思考力)、「ひらめく力」(=思考の柔軟性)、「つたえる力」(=表現力)をやしなうのは正直むずかしいと感じます。

その点、この3つの力を伸ばすために開発された『まなびwith』は、”答えが一つではないテーマについて考える”体験をたくさん積んでいくことで、「自ら考える力」を育むのにピッタリのオススメ教材です。

※『まなびwith』の詳しい情報はこちらの公式サイトから➡宿題を溜めがちなお子様にぴったり!ナゾトキ学習で楽しく学ぶ【まなびwith】