最近、私が教室用に購入した教材、子どもたちの食いつきがすごかったのでご紹介します。

ThinkFun 「マインクラフト・マグネティック・トラベル・パズル」31521 日本語説明書付 8歳~ シンクファン
「マインクラフト・マグネティック・トラベル・パズル」は、マインクラフトに登場するアイテム3種類<剣><つるはし><鎧>×3色<鉄><金><ダイヤモンド>の計9つのアイテムを、3×3マスのマスの上に、ヒントをもとに正しく配置するパズル。
いずれの問題も、正解は1パターンのみ。
複数の情報(ヒント)を総合して、1つの答えを導き出す過程で論理的思考力がやしなわれるパズルです。
パズルのスタイルとしては、同じ会社(シンクファン)から出ている『チョコレートフィックス』とほぼ同じですが・・・

ThinkFun 「チョコレート・フィックス」76330 論理的推理力を育むゲーム 日本語説明書付 8歳~
チョコレート・フィックスが、本物みたいでおいしそうな3種の形×3色、計9個のチョコレート型のピースなのに対し、「マインクラフト・マグネティック・トラベル・パズル」は、子どもたちに大人気の「マイクラ」の世界観が用いられているため、教室に置いてあるこのパズルのパッケージを見つけた子どもはほぼ全員が「マイクラだ!」と反応し興味を示します。
この食いつきっぷりに、あらためてマイクラ人気を実感します。
「マインクラフト・マグネティック・トラベル・パズル」の遊び方
「マインクラフト・マグネティック・トラベル・パズル」で使用するもの
「マインクラフト・マグネティック・トラベル・パズル」で使用するのは、剣・つるはし・鎧の3種類掛 ✕ 鉄・金・ダイヤモンドの3色、合計9つのアイテムと、3×3マスのクラフティング・テーブル(作業台)。



提示されたヒントをもとに、アイテムの正しい配置を推理して解き明かし、作業台の上に並べていきます。
いくつかのヒントをもとに、全てのヒントを満たす正しい位置に全てのアイテムを配置できれば、正解となります。
各問題とも、解答は1パターンのみしかありません。
掲載されている問題は40問、初心者から徐々にレベルを上げてチャレンジできるようになっています。


なおこちらのパズルの対象年齢は8歳~となっていますが、教室では年長さん(6歳)の子も十分に取り組めています。
「マインクラフト・マグネティック・トラベル・パズル」のヒントの種類
<形と色のヒント>
アイテムの形と色両方を示します。

<形のみのヒント>
アイテムの形のみを示します。(色は3色のいずれか)

<色のみのヒント>
アイテムの色のみを示します。(形は3種のいずれか)

「マインクラフト・マグネティック・トラベル・パズル」の解き方
作業台のマス目に、すべてのヒントに合致するようアイテムを配置します。
ヒントは、与えられた順番に使用しなくても構いません。
<例題>
ヒント1

ヒント2

ヒント3

まず、ヒント1では3つのアイテムの置き場所がわかります。
次にヒント2だけを見ると、このヒントはマス目のどんな場所にも置けますが、ヒント1と合わせて見ると、ヒント2は左上のマス目にしか置けないとわかります。
※ヒント2を他の場所に置くと、2つの別のアイテムが、同じマス目の上に重なって配置されてしまいます。
例えばヒント2を右上に置くと、ダイヤモンドの剣は作業台の中央に位置し、すでに作業台の中央に配置されているヒント1の金のつるはしとかぶってしまいます。
最後にヒント3を見ると、作業台にすでに置かれた6個のピースから、ヒント3はいちばん下の列であることがわかります。

このように、ヒントのとおりに置ける箇所が複数パターンある場合は、他のヒントも掛け合わせて、すべてヒントの条件が揃う配置を見つけ出さなくてはなりません。
問題の難易度のレベルが上がるほど、位置を特定するために掛け合わせなくてはならない情報が多くなっていきます。
この「いくつかの情報をもとに、筋道立ててひとつの答えを導きだす」プロセスが、論理的思考力をやしなってくれるのです。
問題21からは上級問題編として難易度がアップします。
暗い背景が描かれたヒントは、<ネガティブ・ヒント>といい、「この組み合わせはない」という否定を意味するヒント。つまり作業台の上に現れてはいけないパターンを示しているヒントになります
【問題例】
ヒント1

ヒント2(ネガティブ・ヒント)

誤答例

この解答は、ヒント1だけ見ると正しく思えますが、ネガティブ・ヒントを反映すると実は「不正解」です。※鎧が2つ並んではいけない
【問題例】
ヒント1

ヒント2(ネガティブ・ヒント)

正解例

これは、ヒント1が正しく使われ、その上ネガティブ・ヒントのパターンがどこにも現れていないので「正解」となります。
複数のヒントを頭の中で組み合わせてイメージできる場合は、置き場所場所を確定したうえで置いてみましょう。
それが難しい場合は、置ける場所が複数考えられる場合、どれか1つのパターンを仮説としてとりあえず置いてみて、他のヒントに合致するよう置けるかどうか判断をするとよいでしょう。
「マインクラフト・マグネティック・トラベル・パズル」がおすすめな理由
マイクラの世界観の中で遊びながら論理的思考力をやしなえる。
冒頭でもお伝えしたように、幼児さんから小学生まで、子どもたちの「マインクラフト・マグネティック・トラベル・パズル」に対する食いつきはすごいです!
子どもたちの目に付くところに置いておくだけで興味を示し、「やってみたい!」と言ってきますので「つかみはOK!」です。
子どもたちにとってはマイクラのゲームの延長線上で遊びながら、複数のヒントをもとに情報を集約し、すべてヒントの条件を満たすたった1つのパターンを見つけ出すパズルを解いていくことになります。
問題の難易度のレベルが上がるほど、位置を特定するために掛け合わせなくてはならない情報が多くなっていきます。
この、「いくつかの情報をもとに、筋道立ててひとつの答えを導きだす」プロセスが、論理的思考力をやしなってくれるのです。
いわゆる「ナンプレ」や「数独」と似ていますが、題材が数字、しかも鉛筆を使って何度も書いたり消したりが必要な「ナンプレ」や「数独」と違い、アイテムを何度も置き替えながら試行錯誤できるのも、このパズルの良いところです。
強力なマグネット使用。コンパクトなパッケージで持ち運びにも便利。


「マインクラフト・マグネティック・トラベル・パズル」のサイズは14.5 × 25.4 × 1 cmとコンパクト。
使用しない際は本棚に置いておけるサイズなので収納スペースを取りません。
またパズルに使用するアイテムは強力なマグネットで、マスにピッタリくっつくのでバラけることもなく、お出かけ先や移動中にも手軽にパズルを楽しむことが可能。
