国語力の基礎=日本語のルールを学ぶドリル、出口汪の日本語論理トレーニング~論理エンジンjr.

国語はセンスや感覚がモノを言う教科、というイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。
それだけに、お子さんにも「どうやって教えたらいいかわからない」という声をよく聞きます。

「国語はセンスではなく論理で解く教科」というのが持論の、東進ハイスクール元祖カリスマ講師、出口汪(ひろし)先生が開発した学習メソッドが『論理エンジン』。
筋道を立てて考えさせる論理力・言語能力養成システムとして、全国で300校以上の私立中学・高校で導入されています。

『出口 汪の日本語論理トレーニング~論理エンジンjr.』は、その小学生版として発売されました。
私の教室の小学生クラスでも取り入れている『出口 汪の日本語論理トレーニング~論理エンジンjr.』の特徴についてご紹介します。

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『出口 汪の日本語論理トレーニング~論理エンジンjr.』の特徴

国語力の基礎=“日本語のルール”が身につく

上で述べたように、「国語はセンスではなく論理で解く教科」というのが出口先生の持論。

国語の問題はだれが読んでも同じ結論に至るようにできており、そこには共通のルール=論理がある。
この論理の力を身につけるのに必要なのが、日本語における言葉の規則、すなわち日本語の文章構造を学ぶことである。

このような理論のもと、『日本語論理トレーニング~論理エンジンjr.』では、普段あまり意識しない日本語の構造と規則を、基礎から順を追って学ぶことができるようになっています。

どの学年でも、いちばん最初のステップでは主語と述語について学ぶというように、基本的にはどの学年でも、盛り込まれている言葉の規則は同じになっています。
そのレベルが学年に応じて上がり、同じ日本語の規則を、徐々にレベルを上げながら何度も繰り返し学習できるのが特徴。
ですので、どの学年からスタートしても必要な事項が抜けるということはありません。

なお出口先生によると、本来国語力や論理力は無学年生のもの。
特に小学校低学年においては、言葉の習得に大きな個人差があるため、国語が苦手なお子さんであれば1学年下から始めるのも有効ですし、また当該学年の応用編が終了したら、お子さんの学習意欲に合わせて次の学年に進むのもOKです。

※参考までに、1・2・3年生それぞれの基礎編の最初のステップのページを載せておきます。

こちらは、1年生の基礎編↓

 

こちらは、2年生の基礎編↓

 

こちらは、3年生の基礎編↓

基礎⇒習熟⇒応用と徐々にレベルを上げていける

『日本語論理トレーニング~論理エンジンjr.』は、どの学年も「基礎編」「習熟編」「応用編」の3つのステップに分かれており、順を追ってレベルを上げていけるのも特徴。(ちなみにドリルもそれぞれの学年が3冊ずつに分冊されています。)

※参考までに、1・2・3年生それぞれの応用編の一番最後のページを載せておきます。

こちらは、1年生の応用編↓

こちらは、2年生の応用編↓

こちらは、3年生の応用編↓

なお、各学年とも「基礎編」「習熟編」「応用編」それぞれがステップ1~6(各ステップ見開き2ページ×5項目)の計60ページで成り立っており、見開き2ページの問題量は2~5問程度なので、1冊の問題量は決して多くありません。

その点では物足りなさを感じるお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、逆に、1冊をやり終えたという達成感を味わいながら次に進めるというメリットもあります。

算数的問題や、図・資料を読み取る問題も盛り込まれている

『日本語論理トレーニング~論理エンジンjr.』では、2年生以降で「論理エンジン×算数」として、算数の問題を論理的に解いていく過程を文章で説明するような問題があり、問題文をしっかり読み取って筋道立てて考えるトレーニングにもなっています。

※2年生の応用編より↓

また3年生以上の応用編では、公立中高一貫校適性検査や全国学力テスト、PISAの学力調査などでも出題が増えている、図や資料を読み取る問題も盛り込まれています。

すなわち「文章や図表などから情報を読み取る力」「情報をもとに自分で考える力」「考えたことを文章で表現する力」といった、これからの時代に求められる「国語力」を意識した内容の問題も多く含まれているところも『日本語論理トレーニング~論理エンジンjr.』のポイントです。

※3年生 応用編より↓

最後に

お子さんに読解力や表現力をつけさせたいという親御さんは多いと思います。
読解力や表現力などのいわゆる「国語力」をつけるには、”日本語の規則”の習得が必須ですが、このドリルの前書きにも記されているとおり、ドリルをとおして理解するだけではなく、やはり普段の生活でもそれを意識して会話をし続けることが必要。
その点についても、ぜひ忘れないようにしていきたいものです。