「計算の手順を何度練習しても忘れる」
「数字と量がなかなか結びつかない」
「文章題になると何をすればよいか分からない」
…など、お子さんの算数学習に悩んでいませんか?
算数障害(ディスカリキュリア)は、全般的な知的発達に大きな遅れがない一方で、数の理解や処理、計算、数的な推論などに著しい困難が見られる状態を指します。
ただし、数え間違いや計算ミスがあるからといって、必ずしも算数障害とは限りません。学習経験や理解できていない単元、注意・記憶、読み書きの苦手さなど、さまざまな要因が考えられます。
無学年式オンライン教材「すらら」は、アニメーションやイラストを使い、スモールステップで数の基礎から学べる教材。「子どもの発達科学研究所」と共同開発され、発達特性に配慮した学習方法も取り入れられています。
この記事では、幼児から小学校低学年までを指導している現役講師の視点から、
- 算数のつまずきを整理する4つの観点
- 「すらら」が、算数につまずきのあるお子さんの選択肢になり得る理由
- すらら利用前に知っておきたい注意点
- すらら無料体験で確認したいポイント
についてお伝えします。
※算数の困難が強い場合や、繰り返し学習しても改善が見られない場合は、教材だけで対応しようとせず、学校や医療・発達支援などの専門機関にもご相談ください。
算数のつまずきを整理する4つの観点
文部科学省は学習障害(LD)について、「全般的な知的発達に遅れはないものの、読む・書く・計算する・推論するなど、特定の能力の習得や使用に著しい困難を示す状態」と説明しています。
算数のつまずきは、数処理・数概念・計算・数的推論という4つの観点から整理できます。
つまずきの現れ方や背景は一人ひとり異なり、複数の要因が重なっていることもあります。
算数のつまずきを整理する4つの観点
①数処理
数詞・数字・具体物を結びつけることが難しい
②数概念
数の順序や、「いくつあるか」という量を理解することが難しい
③計算
暗算や筆算の意味・手順を理解し、正確に処理することが難しい
④数的推論
文章題などで数量の関係を捉え、使う計算を判断することが難しい
たとえば①数処理や➁数概念につまずきがあると、「数えまちがい」や「数字の読みまちがい・書きまちがい」、「量の比較」の難しさなどが見られることがあります。
また③計算や④数的推論につまずきがあると、「暗算ができない」「筆算をまちがえる」「文章題が苦手」などの困難が現れる場合があります。
「すらら」が算数でつまずく子の選択肢になる理由
すららは、発達特性のある子どもがつまずきやすいポイントに配慮し、アニメーションやイラストを使った説明、短いステップに分けた学習などを取り入れています。
ここでは、すららの実際の算数学習画面をもとに、数の基礎でつまずいているお子さんが取り組みやすいと考えられる点を紹介します。
①数と具体物の1対1対応を画面上で練習できる
「数処理」とは、数詞・数字・具体物という数の3つの側面を結びつけること。
数字を正しい順番で唱えられていても、一つの物に一つの数詞を対応させることが難しいと、正確に数えられない場合があります。
すららでは、画面上のイラストや物を選んだり、対応させたりしながら1対1対応を練習します。
説明を見るだけではなく、自分で操作しながら確認できるため、数え方を理解する手掛かりになります。

ただし、画面上の操作だけでは数の量感をつかみにくい場合も。その場合は、おはじきや積み木など、実際に触れられる具体物も併用すると理解を補いやすくなります。
②色や形による仲間分けから数量の基礎を学べる
算数の学習では、数量理解の前段階として「仲間あつめ」があります。
仲間あつめとは、色・形・大きさ・種類など、決められた観点に沿って物を分類すること。「同じ仲間」を集めて、それを一つのまとまり(集合)として見ることを理解します。
一つのまとまりの中にいくつあるかを数えたり、まとまり同士を比較したりすることで、「多い・少ない」といった数量理解に広げていきます。
そして、この考え方は後に「5は2と3に分けられる」「3と2を合わせて5」といった、数の合成・分解の考え方にもつながります。
すららでは、色や形など比較的わかりやすいところから仲間分けを始め、少しずつ、違いの小さい問題や抽象的な分類へ進みます。

③数の合成・分解から計算の意味を学べる
足し算・引き算を理解するには、「3と2を合わせると5になる」「5は3と2に分けられる」といった数の合成・分解を理解することが大切。
数の意味を十分に理解しないまま計算へ進むと、答えだけを暗記したり、繰り上がり・繰り下がりで混乱したりすることがあります。
すららでは、足し算・引き算へ進む前に、イラストや画面操作を使って数の合成・分解を繰り返し練習します。
数を操作する感覚をつかみやすいので、計算の意味を理解する助けになります。

④音声・イラスト・アニメーションが文章題の理解の手がかりになる
文章題を解くには、計算だけではなく文章を読む力、必要な数量を見つける力、場面をイメージする力、どの計算を使うか判断する力など複数の要素が関係します。
すららは文字だけでなく、アニメーションやイラスト、キャラクターによる音声などを組み合わせ、「見る・聞く・書く・読む・話す」の多感覚を使って学習。
文章題が苦手な原因によっては、問題文の読み上げ、文章題の図解、アニメーションによる場面の再現などが理解の助けになります。



一方で、画面の動きや音が多いと集中しにくいお子さんもいるため、実際の画面で相性を確かめることが必要。
「計算はできるのに文章題だけできない」という場合は、問題を繰り返し解かせるのではなく、どの段階で分からなくなっているかを確認しましょう。
算数障害のある子がすららを利用する前の注意点
- 算数障害の診断や治療を行う教材ではない
すららは家庭学習を支援する教材です。診断・治療や、専門家による個別訓練の代わりにはなりません。 - すべての算数のつまずきに対応できるとは限らない
算数が苦手になる背景は一人ひとり異なります。どの段階でつまずいているかを確認する必要があります。 - 画面上の学習だけでは量感をつかみにくい場合がある
必要に応じて、おはじきや積み木など、実際に触れられる具体物を併用しましょう。 - 読み書きにも困難がある場合は文章題で補助が必要になることがある
問題文の読み上げ、図への置き換え、重要な数字への印付けなどが役立つ場合があります。 - すららコーチは医療的な診断を行う専門家ではない
学習計画や家庭での見守り方について相談できますが、診断や治療については医療・発達支援などの専門機関に相談する必要があります。
すららには、無学年式、スモールステップに分かれた対話型授業、音声とアニメーションを組み合わせた説明、すららコーチによる学習設計などの特徴があります。ただし、お子さんの特性や学習状況によって向き・不向きがあります。
無料体験で確認したい5つのポイント
すららが合うかどうかは、「問題に正解できたか」だけでは判断できません。保護者の方も隣で画面を見ながら、次の点を確認してみてください。
- 数字・イラスト・画面の情報量が見やすいか
- 数字と具体物の対応を理解できそうか
- 画面上の操作方法で迷わないか
- 間違えたときに嫌にならず、次の問題へ進めるか
- 保護者の付き添いがどの程度必要か
*無料体験の申し込み方法は、以下の記事で画像付きで解説しています▶ すらら無料体験の申し込み方法を確認する
※キャンペーンの内容や期間は変更される場合があります。申し込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
まとめ|算数のつまずき方と教材の相性を確認しよう
すららの算数には、数の基礎につまずきがあるお子さんの学習を補いやすい、次のような特徴があります。
- 数字・数詞・具体物の対応を画面上で練習できる
- 色や形による仲間分けから数量理解の基礎を学べる
- 数の合成・分解を繰り返し練習できる
- 音声・イラスト・アニメーションが文章題の理解の手がかりになる
- 選択したコースの範囲内で、学年をさかのぼって学べる
一方で、算数のつまずき方や理解しやすい方法は一人ひとり異なります。
すららがすべてのお子さんに合うわけではなく、診断・治療や学校での合理的配慮の代わりになるものでもありません。
まずは無料体験で算数の画面を一緒に見ながら、お子さんが「これなら分かりやすい」「もう少しやってみたい」と感じられるかを確認してみてくださいね。

